【2027年度・兵庫県公立高校入試】第三学区の最新進学希望調査――前年との比較と、今できる準備
こんにちは! 岡崎塾加古川校です。
兵庫県教育委員会が公表した「令和9年度高等学校進学希望者数等調査の結果」をもとに、第三学区の動向を整理しました。
対象は2027年春の入学予定者で、調査時点は2026年9月1日です。
加古川・高砂周辺に加え、明石・北播磨の学校も見ながら、志望校選びにどう生かすかを考えていきましょう。
目次
1.今回の「倍率」は、出願後の確定倍率ではありません
最初に確認したいのは、この資料が「今、どの学校に進学したいか」を調べた希望調査だということです。
対象は県内の国公立中学校の卒業予定者で、これから志望校を検討し直す生徒もいます。
また、資料に掲載されている募集定員は、前年度にあたる2026年度のものです。
そこで、この記事では前年と今年の「9月1日時点の希望者数」を比較し、倍率は次の式で算出した参考値として掲載します。
参考倍率=2026年9月の希望者数 ÷ 2026年度の募集定員
2027年度入試の確定倍率や、合格できる確率を表したものではありません。
例えば加古川南の総合学科は、今回の希望者405人を前年度定員240人で割ると、参考倍率は1.69倍です。
この数字を、そのまま来春の一般選抜の倍率と読み替えることはできません。
推薦入学がある学科では、推薦と一般選抜の人数の区分にも注意が必要です。
2.第三学区全体はほぼ横ばい。ただし学校ごとには違いがあります
資料に掲載された第三学区の全日制高校への希望者は、前年の7,435人から今年は7,447人へ、12人増でした。
全体では大きな変化がなくても、個々の学校・学科の動きは同じではありません。
以下は、普通科(単位制を含む)と総合学科22校分の比較です。
普通科新学科や理数・商業・工業・農業などの専門学科は、この一覧には含めていません。
- 前年の希望者:2025年9月1日時点
- 今年の希望者:2026年9月1日時点
- 前年度定員:2026年度の募集定員
- 参考倍率:今年の希望者を前年度定員で割り、小数第3位を四捨五入
※スマホでは、表を左右にスクロールしてご覧ください。
加古川・高砂・加古郡
| 学校・学科 | 前年の希望者 | 今年の希望者 | 前年差 | 前年度定員 | 参考倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 加古川東・普通 | 351人 | 382人 | +31人 | 280人 | 1.36倍 |
| 加古川西・普通 | 406人 | 427人 | +21人 | 280人 | 1.53倍 |
| 加古川北・普通〈単位制〉 | 313人 | 281人 | -32人 | 200人 | 1.41倍 |
| 加古川南・総合 | 337人 | 405人 | +68人 | 240人 | 1.69倍 |
| 東播磨・普通 | 196人 | 190人 | -6人 | 200人 | 0.95倍 |
| 高砂・普通 | 188人 | 190人 | +2人 | 200人 | 0.95倍 |
| 高砂南・普通 | 227人 | 176人 | -51人 | 240人 | 0.73倍 |
| 松陽・普通 | 100人 | 70人 | -30人 | 120人 | 0.58倍 |
| 播磨南・普通 | 145人 | 103人 | -42人 | 160人 | 0.64倍 |
明石
| 学校・学科 | 前年の希望者 | 今年の希望者 | 前年差 | 前年度定員 | 参考倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 明石・普通〈単位制〉 | 326人 | 297人 | -29人 | 240人 | 1.24倍 |
| 明石北・普通 | 335人 | 406人 | +71人 | 280人 | 1.45倍 |
| 明石城西・普通 | 375人 | 340人 | -35人 | 280人 | 1.21倍 |
| 明石清水・普通 | 220人 | 257人 | +37人 | 320人 | 0.80倍 |
| 明石西・普通 | 344人 | 326人 | -18人 | 280人 | 1.16倍 |
| 明石南・総合 | 384人 | 403人 | +19人 | 280人 | 1.44倍 |
北播磨
| 学校・学科 | 前年の希望者 | 今年の希望者 | 前年差 | 前年度定員 | 参考倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 小野・普通 | 214人 | 262人 | +48人 | 160人 | 1.64倍 |
| 三木・普通 | 203人 | 258人 | +55人 | 240人 | 1.08倍 |
| 西脇・普通 | 208人 | 203人 | -5人 | 200人 | 1.02倍 |
| 社・普通 | 213人 | 177人 | -36人 | 160人 | 1.11倍 |
| 北条・普通〈単位制〉 | 80人 | 65人 | -15人 | 80人 | 0.81倍 |
| 多可・普通 | 49人 | 38人 | -11人 | 80人 | 0.48倍 |
| 三木総合・総合 | 174人 | 154人 | -20人 | 280人 | 0.55倍 |
公式の数値をもとに、岡崎塾加古川校が地域別に再構成し、前年差・参考倍率を算出しています。
加古川周辺で注目したい変化
加古川南の総合学科は337人から405人へ、68人増えました。
加古川東の普通科は31人増、加古川西の普通科は21人増で、加古川北の普通科〈単位制〉は32人減です。
同じ加古川市内でも、一律に希望者が増えているわけではありません。
一方、高砂南の普通科は51人減、播磨南の普通科は42人減でした。
ただし、「減ったから合格しやすい」「増えたから志望校を変えるべき」と、この調査だけで決めるのは早計です。
人数だけでは、希望者の学力分布や、今後の志望変更までは分からないからです。
また、同じ高校の中でも、学科を分けて確認しましょう。
例えば加古川東は、普通科の希望者が351人から382人に増える一方、理数科は99人から83人に減っています。
「高校名だけでなく、志望する学科の数字まで確認する」ことが大切です。
3.倍率を見たあと、親子で確認したい3つのこと
「その学校で学びたい理由」を言葉にする
参考倍率が1倍を下回っていても、今後の出願状況や選抜を経ずに合格が決まるわけではありません。
反対に、高い数字が出ていても、それだけで目標を諦める必要はありません。
学べる内容、通学時間、学校生活、卒業後の進路を見直し、「なぜその学校に行きたいのか」を親子で話してみてください。
第一志望と第二志望を、制度も含めて考える
第三学区の複数志願選抜では、2027年度以降も第一志望加算点は25点とされています。
そのため、第一志望と第二志望を、倍率の低い順に並べればよいというものではありません。
志望する学科の選抜方法を確認し、学校の先生とも相談しながら、希望の順序と学力の状況を合わせて考えましょう。
数字への不安を、具体的な学習に置き換える
「倍率が高くて心配」という気持ちが出てきたら、次の実力テストや定期テストに向けて、何を改善するかを一つ決めましょう。
- 答えを見れば分かる問題を、自力で解けるようにする。
- 間違えやすい単元を整理し、質問するところを決める。
- 学習の予定を立て、復習する時間を確保する。
岡崎塾加古川校では、テスト当日までに各教科の指定された学校のワークを少なくとも3周するように指導しています。
大切なのは、回数をこなすだけでなく、自分で解ける問題を増やすことです。
今回の希望調査を進路について話すきっかけにしながら、正式な募集定員や今後の希望調査・出願状況も確認していきましょう。
数字を正しく読み、今日できる準備を一つずつ積み重ねていきましょう!
※資料確認日:2026年10月13日。
参考倍率と解説は本記事によるもので、県教育委員会が公表した2027年度の確定倍率ではありません。

